こんにちは、なかがわら胃腸科クリニックの中川原です。

「毎朝、通勤電車に乗ると急にお腹が痛くなる」「大事な会議の前に限って下痢をしてしまう」「お腹にガスが溜まって張るのが辛い」……。

石川県金沢市や内灘町にお住まいの皆様の中で、このような「お腹の不調」に振り回されている方はいらっしゃいませんか? 病院で検査をしても「特に異常はありません」と言われ、体質だからと諦めている方も多いかもしれません。しかし、それは**「過敏性腸症候群(IBS)」**という、適切な治療で改善できる病気である可能性が高いのです,。

【こんな症状に当てはまりませんか?】

  • 大勢の人の前や大事なときにお腹の調子が崩れる
  •  腹痛を伴う下痢や便秘が数ヶ月以上続いている
  •  排便すると、一時的に腹痛が和らぐ
  •  常にガスが溜まっている感じ(膨満感)がある
  •  便秘の際、コロコロとした硬い便が出る
  •  出勤・登校の時に決まってお腹を壊す

1.過敏性腸症候群(IBS)とは?なぜ異常がないのに痛むのか

過敏性腸症候群(IBS)とは、血液検査や大腸カメラを行っても、炎症やポリープといった目に見える異常が見つからないのに、腹痛を伴う下痢や便秘が続く病気です。

腸は「自律神経」によって動きをコントロールされていますが、ストレスや疲れによってこの自律神経が乱れると、腸が過敏に反応し、動きが激しくなりすぎたり停滞したりします,。日本では人口の約10〜15%、つまり10人に1人以上が悩んでいると言われており、特に20代〜40代の方に多く見られます。

2.「ただのストレス」と放置するのが危ない理由

ここで、専門医として皆さんに最もお伝えしたいことがあります。 「いつものストレスのせいだ」と自己判断して放置するのは禁物です。なぜなら、IBSと非常によく似た症状の裏に、大腸がんや潰瘍性大腸炎などの重大な病気が隠れていることがあるからです。

実際の診療現場では、このような事例をたびたび経験しております。 当院にお越しになった患者さんの中には、「昔からお腹が弱く、今回もいつもの下痢だろう」と思っていたのに、実は進行したがんが見つかったケースもございます。また、便潜血検査で「異常なし(陰性)」と出ていても、実際にはがんが存在していたという事例も少なくありません,。

大切なのは、他の病気が隠れていないかをしっかりと確認する「除外診断」です,。当院では大腸カメラや血液検査、エコー検査を駆使して、「お腹に本当に異常がないか」を専門医の目で見極めます。

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3.当院が提案する、お腹を落ち着かせる「3つの柱」

検査で「機能的な問題(IBS)」だと分かれば、次のようなステップで改善を目指します。

  1. 食事の工夫(低FODMAP食) 腸で吸収されにくい特定の糖類(FODMAP)を控えることで、ガスや下痢が改善しやすくなります。
    • 控えたほうがよいもの:小麦(パン・麺類)、豆類、玉ねぎ、牛乳など
    • おすすめのもの:お米、魚、肉、トマト、ほうれん草、バナナなど
  2. お薬による調整 下痢型、便秘型、あるいは交互に繰り返す混合型など、タイプに合わせて腸の動きを整える最新のお薬を組み合わせて処方します。
  3. 生活習慣と運動, 睡眠不足や疲れを溜めないことはもちろん、ウォーキングなどの軽い運動は自律神経を整えるのに非常に効果的です,。

4.ご気軽にご相談ください:金沢・内灘の皆様へ

お腹の悩みは、他人に相談しづらく、一人で抱え込みがちです。「トイレの場所を常に確認して歩く」ような不安から、一日も早く解放されてほしいと願っています,。

当院では、患者様が苦痛を感じないよう、鎮静剤(眠り薬)を使用した楽な大腸カメラ検査も行っております。 「お腹のわがまま」を解決して、笑顔で毎日を過ごせるよう、金沢市のなかがわら胃腸科クリニックが全力でサポートいたします。

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監修・執筆

なかがわら胃腸科クリニック 院長:中川原 寿俊

保有資格・所属学会

  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本内視鏡学会専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医

経歴 1994年富山大学医学部卒業。金沢大学附属病院、高岡市民病院等を経て、金沢大学附属病院地域医療連携室長などを歴任。2016年に金沢市にて「なかがわら胃腸科クリニック」を開業。


参考文献

  • 日本消化器病学会「過敏性腸症候群(IBS)診療ガイドライン」
  • 国立がん研究センターがん情報サービス「最新がん統計」