こんにちは、なかがわら胃腸科クリニックの中川原です。
「ずっと便が柔らかい状態が続いている」「急にお腹が痛くなって下痢になるのが不安で外出を控えている」といったお悩みはありませんか? 私の外来には、金沢市や内灘町周辺にお住まいの多くの方が、こうした「長引く下痢・軟便」のご相談に来られます。
「体質だから仕方ない」「ただのお腹の風邪だろう」と、一人で抱え込んでしまうのは辛いものです。 今回は、胃腸科専門医の視点から、その不調の裏に隠れた原因と改善への道筋を分かりやすくお伝えします。
【こんな症状に当てはまりませんか?】
まずは、ご自身のお腹の状態をチェックしてみてください。
- 3日以上、下痢や軟便が続いている
- 便に血が混じることがある
- 腹痛を伴う下痢が頻繁に起こる
- 下痢だけでなく、熱っぽさや体のふらつきを感じる
- 以前は普通だったのに、ここ数ヶ月で便の形が変わってきた
一つでも当てはまる方は、お腹からのSOSかもしれません。
その下痢、実は「大きな病気」のサインかもしれません
多くの場合、長引く下痢は過敏性腸症候群(IBS)などの良性疾患であることが多いのですが、中には見逃してはいけない重大な病気が隠れていることがあります。
【外来診療での実録】 先日来院された患者さんは、2週間ほど前から「下痢が続き、お腹も痛む」という症状でした。詳しく検査を行ったところ、進行した「大腸がん」が見つかりました。 大腸がんで腸が狭くなっていたために、固形の便が通れず、液体状の下痢便だけが隙間から出ていたのです。 「ただの下痢だと思っていたのに……」と驚かれるケースは少なくありません。放置してしまうと後悔に繋がることもあるため、早めの確認が何より大切です。
当院のアプローチ:原因を突き止め、共に治す
なかがわら胃腸科クリニックでは、単に下痢止めを出すのではなく、まず「なぜ下痢が起きているのか」という根本原因を明確にします。
- 丁寧な対話(問診): 生活習慣や症状の経過を詳しく伺い、診断の糸口を見つけます。
- 体に優しい検査: 血液検査、腹部レントゲン、そして腹部エコー検査を行います。 エコー検査では、大腸の炎症やがんの有無をリアルタイムで確認します。
- 精密な内視鏡検査: 必要に応じて、専門医・指導医による「苦痛の少ない大腸カメラ」を提案します。鎮静剤を使用し、ウトウト眠っている間に検査を終えることができます。
また、最近注目されている「胆汁性下痢症」のように、特定の薬(コレバインなど)で劇的に改善するケースもあります。食事やトイレの記録を元に、最適な治療を一緒に考えていきましょう。
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外来でよくある質問(Q&A)
患者さんからよくいただく質問に、専門医としてお答えします。
Q. 市販の下痢止めは飲み続けても大丈夫ですか?
A. 自己判断での長期服用には注意が必要です。たとえば、細菌やウイルスによる感染性腸炎の場合、下痢は「悪い菌を外に出す防御反応」です。無理に止めると菌が体内に留まり、全身症状が悪化する恐れがあります。 また、腸閉塞が隠れている場合に下痢止めを使うと、さらに症状を悪化させる危険性もあります。まずは専門医にご相談ください。
Q. 下痢のとき、何を食べたら良いですか?
A. 炎症を起こしている腸を休めてあげることが一番です。刺激が少なく、水分を多く含むものが理想的です。
- おすすめ: お粥さん、うどん、スープなど
- 控えるべきもの: 刺激の強いもの、食物繊維の多いもの、お肉、油の多い食事
Q. 病院を受診する目安は?
A. 症状がどうであれ、3日以上下痢が続く場合は受診をお勧めします。 特に、血便、強い腹痛、発熱、または脱水症状(ふらつき)がある場合は、早急にご来院ください。
地域のみなさまの「かかりつけ医」として
当院は金沢医科大学病院、金沢大学病、石川県立中央病院などの基幹病院とも連携しており、高度な治療が必要な際もスムーズなご紹介が可能です。
「おなかがわらう、からだよろこぶ。」 このスローガンのもと、金沢市粟崎や内灘町のみなさまが安心してお食事を楽しみ、笑顔で過ごせるよう全力でサポートいたします。 どんな些細なことでも、気軽にお話ししに来てくださいね。
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