こんにちは、なかがわら胃腸科クリニックの中川原です。
「喉で蓋をした感じ」「食事は問題なく通るのに、なぜか喉の奥がつかえる、引っかかる感じがする」「喉が詰まって苦しいけれど、どこに相談すればいいのか分からない」 と悩んでいませんか?
このような喉や胸の違和感に悩まされている方は、実は少なくありません。
【こんな症状に当てはまりませんか?】
- 喉や胸の奥に何かが詰まっている、つかえる感じがする
- 食べ物や飲み物が飲み込みづらい
- 耳鼻咽喉科を受診したけれど「異常なし」と言われた
- 複数の病院に通っているが、症状がなかなか良くならない
- 横になると喉の詰まり感が強くなる
「喉の違和感なのに耳鼻科で異常なし…」その正体とは?
「喉がつかえるから、まずは耳鼻科かな」と考えるのは当然です。実際に、当院にお越しになったある患者さんも、最初に耳鼻咽喉科を受診されました。しかし、そこでの検査では喉に異常が見つからず、治療をしてもなかなか症状が改善しなかったそうです。
喉そのものに物理的な異常がないにもかかわらず違和感が続く場合、実は**「胃や食道」に原因が隠れているケース**が多くあります。
特に疑われるのが、胃酸が食道に逆流して粘膜を刺激する**「逆流性食道炎(胃食道逆流症)」**です。
当院では、このようなお悩みに対して、まずは体に負担の少ない**「腹部超音波(エコー)検査」**で丁寧にお腹の状態を確認しています。 この患者さんをエコーで確認したところ、胃が拡張し、胃から食道への逆流が強く疑われる状態であることが分かりました。
患者さんには「胃から食道への逆流が原因で、夜間などに喉まで胃酸が及ぶことで、つっかえ感が出ている可能性がありますよ」と、図を描きながら分かりやすくご説明しました。検査に少し不安を抱かれていた患者さんも、原因の仕組みをご納得された上で、安心して胃カメラ(上部内視鏡)検査を受けていただくことができました。
最新の胃カメラだから見つけられた「小さなサイン」
胃カメラ検査を行った結果、胃と食道のつなぎ目が緩んで逆流を起こしやすくなる「食道裂孔ヘルニア」と、それに伴う「逆流性食道炎」の所見が確認されました。
逆流を改善するお薬を処方し、あわせて油っこいものを控えるなどの生活習慣や食事習慣の見直しをご提案したところ、患者さんのつらい喉のつっかえ感はすっきりと改善に向かいました。
さらに、当院の胃カメラ検査にはもう一つ大きな役割がありました。
当院の胃カメラには、「BLI(ブルーレーザーイメージング)」という特殊な光を当てる最新の画像強調システムを導入しています。 一見すると正常な食道に見える場所でも、この特殊な光を当てることで、ごく微小な「食道の前がん病変(がん化する手前のポリープ)」を発見することに成功したのです。
喉のつっかえ感をすっきりと治すだけでなく、将来大きな病気になるのを未然に防ぐ予防的な内視鏡切除も同時に行うことができ、患者さんには「本当に良かった」と大変喜んでいただけました。
体の小さなSOSを見逃さないために
喉のつっかえ感や違和感の裏には、逆流性食道炎だけでなく、まれに食道がんなどの重い疾患が隠れていることがあります。
なかがわら胃腸科クリニックでは、「安心」「丁寧」な診療を心がけています。AI技術を活用した最新の検査機器を導入し、小さな病変も見逃さない精密な診断を目指しています。難しい専門用語は使わず、画像を見ながら分かりやすく丁寧にご説明いたしますので、検査への不安がある方もどうぞお気軽にご相談ください。
受診を迷うわずかなお体の変化が、ご自身の健康を守る確実な第一歩になります。
◎監修・執筆医師紹介
なかがわら胃腸科クリニック 院長:中川原 寿俊
■ 保有資格・所属学会
- 日本外科学会専門医・指導医
- 日本内視鏡学会専門医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器外科学会専門医
■ 略歴
- 1994年 富山大学医学部卒業。金沢大学第二外科(現 消化器・腫瘍・再生外科)入局
- 国立病院機構福井病院、金沢大学がん局所制御学助教、金沢大学附属病院地域医療連携室長などを歴任
- 2016年 石川県金沢市にて「なかがわら胃腸科クリニック」を開業